図録紹介「歴史のなかの鉄炮伝来」

国立歴史民俗博物館で平成18年(2006)10月3日(火)から11月26日(日)までを会期とする国立歴史民俗博物館企画展「歴史のなかの鉄炮伝来ー種子島から戊辰戦争までー」開催に伴う展示図録です。
国立歴史民俗博物館が数十年の歳月をかけて、定評のある吉岡新一鉄砲コレクション・安齋實炮鉄術関係資料・所荘吉砲コレクション(一部)を蒐集した日本最大の鉄砲コレクションの紹介とともに、その研究成果の公開である多数の写真がカラーで掲載されています。
鉄砲の伝来から戊辰戦争までの銃砲関係資料を日本銃砲史学会宇田川武久理事長(当時国立歴史民俗博物館館長/国立歴史民俗博物館情報資料研究系教授)が展示プロジェクト委員会代表となり編著者として編纂されています。他に日本銃砲史学会小西雅徳常務理事、日本銃砲史学会峯田元治理事など日本銃砲史学会会員や磯村照明氏など多くの方々が展示協力されています。
また峯田理事が特に感謝したい協力者として蟻川雅敏氏、小笠原信夫氏、工藤雄一郎氏、国友寛氏、鈴木一義氏、田岡雅子氏、高塚秀治氏、種子島時邦氏、出来可也氏、法華三郎信房氏、法華三郎栄喜氏、村上藤次郎氏、安田修氏を挙げています。
展示プロジェクト委員として関られた齋藤努氏(当時国立歴史民俗博物館情報資料研究系助教授)、太田浩司氏(当時長浜市長浜城歴史博物館館長補佐)、保谷徹(当時東京大学史料編纂所附属画像資料解析センター教授)は忘れてはならない存在の方々です。

タイトル:「歴史のなかの鉄炮伝来ー種子島から戊辰戦争までー」
編集発行:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館Ⓒ
発行日:2006年10月3日
A4判/199頁

この情報は日本銃砲史学会 紫藤友義広報委員によるものです。
紫藤広報委員コメント:この図録には銃砲コレクション・文献資料が多数カラー写真で掲載されていて当時においては銃砲史研究の集大成とも言える図録だと思います。