書籍紹介「幕末の長州藩」
2019年9月萩例会にて講演された郡司健先生は大阪学院大学経営学部教授で、会計学の危機管理や会計制度の専門家。その一方で、萩藩の砲術流派隆安流の子孫でもあり、長州藩の大砲や兵学に関する造詣が深い。
2019年5月に『幕末の長州藩-西洋兵学と近代化-』が鳥影社から出版されました。長州藩の西洋兵学と近代化について詳しく書かれており、ことに大砲技術導入や兵制などの導入過程を中心に著しています。
タイトル:幕末の長州藩 西洋兵学と近代化
発行:鳥影社
発行日:2019年5月18日
価格:2420円(税込)
ISBN978-4-86265-746-6
266ページ
海防・藩経営及び会計的側面を活写
西洋の産業革命に対して、伝統技術で立ち向かう
鎖国政策の下、西南諸藩ととともに異国船の打ち払いを命じられた長州藩では大砲鋳造の技術が発達した。それらは日本の伝統技術を用いての西洋技術導入でありさらに西洋兵学へと広がる。この近代化への活動を支えたのは長州藩の危機管理・特別会計制度であった。
この書籍は「日本銃砲史学会ニューズレター第4号 書籍のお知らせ」で紹介されています。