安斎 實(あんざい みのる)

日本銃砲史学会第2代会長。日本ライフル射撃協会会長・理事長を歴任。明治大学射撃部主将、第10回明治神宮大会(昭和14年)優勝、昭和25年・28年全国射撃選手権優勝、昭和26年・28年国民体育大会優勝。昭和12年(財)大日本射撃協会理事。
東京都生まれて神奈川に在住した。1911年(明治44)~1997年(平成9)
(以下、国立歴史民俗博物館資料目録[5]序文より抜粋)
幼くして銃砲に関心を抱き、明治大学在学中から古式炮術を錬磨しながら、その一方で銃砲史や砲術史に関する資料の蒐集に執念を燃やされ、他界される直前まで、その情熱は消えることがなく、一大コレクションを形成された。
安齋 實氏は日本オリンピック常任委員を務めて、日本スポーツ界の重鎮として活躍された。その体験を綴った『わが鉄炮人生とオリンピック』(日本ライフル射撃協会)のほか、所蔵資料を駆使して『砲術ーその秘伝と達人ー』『江戸時代の砲術家の生活』を著している。