【図録紹介】行田市郷土博物館常設展示解説図録

埼玉県行田市にある行田市郷土博物館の常設展示解説図録の紹介です。
常設展示で銃砲関連の展示物は実銃としてはエンフィールド銃とその弾丸が展示されています。
行田市郷土博物館は忍城址にあり敷地内には復元された「三階櫓(さんかいやぐら)」が聳え立っています。忍城は難攻不落の城として夙に知られていて、天正18年(1590)の忍城水攻めは有名な話として小説「のぼうの城」でも描かれています。また映画化もされました。
行田市郷土博物館の鈴木紀三雄館長は日本銃砲史学会峯田元治理事とは旧知の仲で、以前「鋳筒切型(大砲の型紙)」を見せてもらった際にお世話になったそうです。また行田市郷土博物館に在籍されている澤村怜薫学芸員は第405回銃砲史学会12月例会(平成28年(2016)12月17日開催)において「江戸湾沿岸警備と忍藩」の演題で研究発表されていて「銃砲史研究第385号(平成30年11月発行)」に「武蔵国忍藩における砲術稽古の展開と角場ー藩領内角場の推移を中心にー」の題目で論文掲載されています。

編集・発行:行田市郷土博物館
発行日:令和7年(2025)年3月28日
価格:500円(税込み)
A4判/79頁(フルカラー)

文責:日本銃砲史学会 広報委員 紫藤友義