伊豆韮山反射炉加農砲

伊豆韮山反射炉加農砲のミニチュアを入手いたしましたので、ご紹介いたします。全長は約106mm、重量は約154gで金属製です。

本体に「伊豆韮山反射炉加農砲」と表記されていますので、文鎮としての土産品でしょうか。伊豆韮山反射炉で実際に作られた大砲(加農砲)を再現している模型かと思います。

伊豆韮山反射炉」は国指定史跡で、平成27年(2015)7月に「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録されました。
日本銃砲史学会では第404回9月例会(平成28年(2016)9月10日開催)において東京大学史料編纂所 保谷徹氏が「韮山反射炉における鋳砲事業~江川文庫の資料翻刻から~」として研究発表され、銃砲史研究「平成28年度例会資料集」(平成29年(2017)8月30日発行)に論文発表があります。また、過去に伊豆韮山・沼津地方例会見学会も開催されていて、その報告が銃砲史研究第359号伊豆韮山・沼津地方例会特集号(平成20年(2008)3月発行)に「伊豆韮山・沼津例会見学会報告」として峯田元治理事が報告記事を発表されています。銃砲史研究第359号には他にも関連の研究発表も掲載されていますので是非ご覧ください。
この記事は日本銃砲史学会紫藤友義広報委員によるものです。